サンサンさんによる写真ACからの写真


2019年10月18日、日本はアルテミス計画の参加をすることを、正式表明しました。

表明での留意事項には、
「日本人宇宙飛行士の活躍の機会を確保する」の明記があります。

もしかしたら、月面に日本人が「降り立つ」ことができるかもしれません。

ただ、参加する国の出資する額次第とアメリカは伝えています。

どの国が月面に、アメリカ人以外で「降り立つ」のか。
残念ながらわかりません。

アルテミス計画の月面着陸へJAXAの 協力内容

アルテミス計画の月面着陸において、日本はとりあえずは4つの分野で協力をすることを決めています。

・『生活環境維持技術の提供』
 有人基地「ゲートウェイ」の居住に関わる技術を提供。
 ISSの「きぼう」で得られたノウハウを利用

・『無人補給機「HTV-X」』
 開発中。「こうのとり」の後継役

・『無人着陸機「SLIM(スリム)」』
 21年度に打ち上げの予定があり、月でのデータや、着陸に際しての
 精密な技術の収集もその後役立てる

・『月面探査車』
 月面で使用する車を開発中

政府の伝える留意事項には、費用対効果の高い分野に限るそうです。
日本の国の借金が多いからか、財布の紐は固いようですね。

トヨタとJAXAが協力して作る月面探査車

月面着陸時の探査に使用される車を、JAXAはトヨタと協力して開発を勧めています。

さしあたり、宇宙服を着ている状態で運転できる車を開発し、今後、10年後の2030年代には宇宙服を着ないで乗れる車の実用化を目指しています。


さすが、トヨタ。デザインセンスがとても良いです。乗ってみたい。

アルテミス計画の月面着陸に協力するJAXAとは


JAXAは、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
(英語名:Japan Aerospace eXploration Agency)が正式名称。

以前は多くの宇宙関連の開発法人、研究所、事業団がありましたが、
それらが統合されたことで発足にいたりました。

惑星探査機の「はやぶさ」、気象衛星の「ひまわり」、
国際宇宙ステーションで使用されている補給機「こうのとり」などなど、
たくさんの宇宙用の機体を飛ばし、
宇宙の研究や人々の暮らしを豊かにすることに貢献しています。

今後の、月面着陸計画に期待できますね。

月面で使用する住居を日本が作るかも

南極で使用できる「移動式居住設備」なるものをJAXA他3社は公開しております。


2020年に昭和基地で実際に使うそうです。

そこで、使用に関する情報を取得して、月面に施設を作る際に、昭和基地で
得られた情報を利用するようです。

幅約6m、高さ約3m、コンテナーみたいですね。
仮設住宅の移動型といった感じでしょうか。

日本が居住施設まで担当するとなると、将来には月面に日の丸が
たくさんならんでいそう。
(2019年10月29日、JAXA、国立極地研究所(極地研)、ミサワホーム、ミサワホーム総合研究所の4社が東京にある極地研にて報道されました)

最後に

アルテミス計画の後、2025年以降になる月に建設する基地や火星への
探査計画についての参加は費用面の懸念から慎重のようです。

日本の「日の丸」国旗が月面で見ることができるのは、日本人にとって楽しみですね。

また、日本人が月面へ降り立てれば、なおも誇らしいことです。
日本人の活躍を期待したいです。

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